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2012年1月28日 (土)

第七話:広くてちっちゃな回転ずし

 回転寿司というのも一種異様なものですね。ベルトコンベヤに載せられて店の中をくるくると回転する寿司を客が勝手にとって食べる。誰があんなものを考えたのか知らないけど、どうも私はあの風景自体が嫌いです。そもそも、普通に考えたらヘンじゃないの?なんとなく、養鶏場の鶏を思い出してしまうのです。ベルトコンベヤで餌が運ばれてきて、帰り際にコロッと卵を生むのです。最近は、寿司だけでなく、回転鍋などというものがあるそうですが、だれが好き好んであんな方式で食べたいと思うんだろう?と思うのですが、これがこれで結構流行るっていうんだから世の中恐ろしい。

 そういえば、近所のスーパーの食品売り場にも回転寿司があります。スーパーの食品売り場の寿司コーナーがその場で食べられるようにしてあるのですが、買い物客でごった返すスーパーの一角で、回転するベルトコンベヤーに向かって寿司を食っている姿はちょっと異様です。


 ドリフのもしものコーナー(古い!)ではないけれど、巨大な回転寿司というのがあったとしたらどうでしょう?一周するのに何十mもあるような巨大な回転寿司があったら?一周するあいだに寿司が乾いてカチコチになるんではないか?という心配もありましょうが、なにより、ベルトコンベヤーの一番下流に座るとほとんど何も食えないのではないかと思いますね。

 ところが、そんな心配をよそに(?)広い広い回転寿司屋は存在しました。それまた、昼飯時なのにその店だけやけに空いているという理由で入ってしまったのです。店に入ったら、大広間のような広い座敷にテーブルが並べてあります。まるで、温泉旅館の大宴会場のような雰囲気でした。それで、座ってメニューを見るも、飲み物以外何にも書いていない!「なんじゃこりゃ?」と思っていたら、店員がやってきて、「回転寿司になっておりますので、寿司はあちらの方からお好きなのをお取り下さい」というんですよ。

 見ると、その座敷のずっと奥の方になにやらちっちゃなベルトコンベヤーがくるくる回っています。あそこまでとりにいけっていうの?(驚)と思ったけれど、まあいいや、と思い、ベルトコンベヤーに行ってみるも、これがなかなか何にも出てこないんです。なんか、子供のおやつみたいなプリンとかそんなもんはグルグルまわっていたのですが、肝心の寿司が滅多に出てこないのです。

 そのうち、ベルトコンベヤの最も上流付近に黒山のひとだかりが。って、あたりまえですね。こんなに広い座敷にあれだけのベルトコンベヤー、しかも滅多に寿司が出てこないとあっては。

 しかも、そこで運良く寿司をゲットできたとします。しかし、そこからテーブルまで延々と数十mを運んでいかねばならず、何往復もしたら非常に疲れます。それで、しまいには、遠くのテーブルからそのベルトコンベヤをじーっと見つめていて、何か出てきたら客の誰かが「出てきたぞ!」と叫ぶ。そして、みんな急いでベルトコンベヤに駆け寄るといった具合になっていました。

 もう、満腹になるどころか足が疲れるやら、腹が立つやら...店を出て、「イェッ、ダメダコリャッ」と「いかりや長介」さんのごとくつぶやく私でした。

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コメント

店内のレイアウトに問題があったようですね。

このアンバランスさ、フランスなどラテン系なら「ああ、またヘマやってるなぁ」と納得しますけど。。

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