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2012年1月14日 (土)

第一話:伝説の蕎麦屋

昼休み、いつものように職場の裏口を出て、「さて、今日は何を食べようか?」といって我々職場のチーム(当時3人)は歩いておりました。すると、すぐ近くにそば屋が新装開店しているではないですか。「ちょっと入ってみますか」という事になり、店に入りました。

 店は10人ほどが座れるカウンターがあるのですが、このカウンターの椅子が妙にテーブルと近くて、これは太った人だったら座れない事確実です。でもって、席がそれだけしかないにもかかわらず、店員はいかにも不慣れそうなオバチャンが3人も。とりあえず、我々3人はそれぞれ注文をしました。店に入った時は客は我々3人だけだったのですが、あとから3~4人客がきて、それだほぼ満席状態に。当然ですが、入ってきた客は次から次へと注文します。しかし、それだけでもうパニックになるオバチャン達。「これ、書いとかないとわかんなくなっちゃうわね」っていうんだけど、まだ客は6~7人しか入ってないぞ~!!しかも、「書いとかなきゃ」っていって騒いでいるくせに、メモ用紙一つない。そのうち客のなかの一人が、「これどうぞ!」といってメモ用紙とペンを出す始末。

 で、やはり予想通り、そばが出来上がってくると、注文は間違ってるし、そもそも誰が注文したのかわからない。私も注文したのとは違うものが来たんで、最初はそれを指摘したんだけど、そうしたら店のオヤジがそれをそのまんまそこらへんに捨てやがんの(驚)。次もまたわけわかんないものが出てきたので、「ま、いいか」と思って食す事に....が、しかし....一口食べて、

  「ウッ、ウゲェ~....」

要するに喰えたものではないのでした。結局、我々3人は言葉を失い、ひたすらテーブルの上のものを減らす事に専念。とりあえず食べ終わり、勘定を払うんだが、当然の如く「えーっと、何でしたっけ?」ってワシがききたいわい!!。店を出る時には、ほぼ同じ頃入ってきたおじいさんが「ねぇ、ラーメンまだ~?」って叫んでいました。

それから、毎日、昼休みにそこの店の前を通る時には気になってみていたのですが、我々が行った翌日からは客は多くて1人という状況(通常は誰も客が入ってない)。しかも、客が入っている場合には決まってその客の表情が実に暗い(笑)。

3カ月後、予想通り、その店はなくなっていました。しかし我々3人は口をそろえて、「3カ月ももつとは信じられん」。そのそば屋は「伝説のそば屋」として語り継がれています。

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コメント

新ブログ開通おめでとうございます!

何度読んでもサイコーですね〜。
> 客のなかの一人が、「これどうぞ!」といってメモ用紙とペンを出す始末。
ここがいい味出してますね〜…って、お店の味は良くなかったようですが。
新作に期待!

さっそく、コメントありがとうございます。
娘が言うんですよ、散歩道よりこっちの方が断然面白いって。
ま、頑張ります!

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