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2012年2月 8日 (水)

第九話:無意味な食券

 食券というものは初めて目にしたのはデパートのレストランだったような気がします。レジでまず食券を買って、テーブルに座ると食券を回収にきて、半券をテーブルにおいていきます。これは多くの客をさばくには非常に合理的な方法と思えます。まず、注文を取る手間が省けるため、フロア要員は食券を回収して食事を運ぶだけでよくなります。これには時間がかからないので少ない要員でも多くの客をさばけます。それから、注文間違いも減るなど、色々メリットがあります。

 なにかと便利な食券方式ですが、なんでもかんでも食券にすりゃいいってもんでもありません。以前、カレー屋で食券方式にしているにもかかわらず全然効率が悪いところがありました。店員の手際が悪すぎて客が回転しないので、食券は買えてもカレーがなかなか食えない。初めて行った時に、ふと見るとスプーンを手にもって(エンピツとかペンでよくやるように)くるくる回している客がいたので、思わず笑ってしまったのですが、笑っている場合じゃなく、自分はいつになったらカレーが食えるのかと心配になる始末。

 見ていると、すげー混んでいるのに、山ほどあるオヒヤのコップに氷を入れることだけに専念するネーチャン店員がいるかと思えば、客を席に案内することしかしないニイチャンもいて、たった一人の店員が必死でカレーを運んでいるだけ。カウンターの内側に数人いる店員は食券を受け取ってオーダーを厨房に伝えるだけですが、客から食券を受け取ったらその場で捨てやがんの。そんなもんだから、誰が何を注文しているのかさっぱりわけがわからなくなりやがって、右往左往してる。私もなんとか座れて店員に食券を渡したんだけど、「○○カレーですね」といってポイッ。こらっ、捨てるんじゃないってば!ほらみろ、わけわかんなくなっただろ(怒)。

 さらに、見た目ではわからない「辛口」「甘口」がどれがどれなのかさっぱりわからなくなりやがって、甘口の食券を買ったにもかかわらず、食ったとたんに「辛い!」といってビックリすることもしばしば。さすがにこれはまずいとおもったのか、何週間か後に再度行ってみたら(って、そんな店に何度もいくなよ>オレ)カレーに「甘口」「辛口」の区別がなくなって、「辛味ソース」なるものが出るようになった。辛いのが欲しければ自分でやれってか?
(※この店は出来たばかりだったのですが、そのうち店員が教育されたのか入れ替えたのか知らんけど、まともになりました。食券も捨てないでちゃんと並べておくようになった。第一話の蕎麦屋もそうだけど、店をオープンするまえに店員の教育したほうがいいと思うよ)

 以前たまたま入ったラーメン屋の話し。昼飯時に入ったんだけど、客が2,3人しかいない。店員はオバチャンとラーメン作っているオヤジの二人なので、客の方が若干多いか同じくらいなわけ。で、見ると「食券を買ってください」って書いてある。んだけど、一体どこで買うんだろ?と思ってみると、店のずーっと奥の方に券売機がある。しかも2台も。客は2,3名なんだがな~。こんなに券売機があってもしょうがないんじゃ?しかも店の奥にあるか普通?

 まあ、それでも「まあいいか」と思って食券買って、何故か表に近い方に立っているオバチャンのところにスタスタと歩いていっていって食券をわたし、そこから店の中ほどのテーブルまでスタスタ歩いていって座る...って、なんで店員がじっとしていて客が店の中を歩きまわらなくちゃいけないわけ?

 とまあ、いろいろ疑問だらけなのですが、一番凄いのはそのオバチャンの役目だと思うな。オバチャンは食券を受け取ると、オヤジに「○○ラーメン!」って告げるだけよ。ほんとにそれだけ。しかもしかも、それからラーメンが出来るまでが何故かすんげー時間かかりやがるの。しかもしかもしかも、出来てきたラーメンがこれまたちょーマズイんだ(呆)。

 まあ、回転寿司にしてもそうだけど、ただ回転させりゃいいとか、ただ券売機を置いて食券方式にすりゃいいってもんじゃないぜ!まあ、意味のない回転寿司にしろ、食券にしろ、飲食店なので、こういう例はわかりやすくて笑えたり、腹が立ったりするわけですが、世の中こんなのいっぱいあるよ~な気がする、といっては余計なことまで考えてしまう私でありました。

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コメント

いや~本日ひっさしぶりに「伝説の飲食店」(まーTAGAさんご紹介のほどインパクトないですが)に入ってしまいましたが、「伝説の飲食店」レポ-ト・モードで過ごしたので、それほどは腹立ちませんでした。観察・理科の心って大事ですね~

あはは、どんな「伝説」だったんでしょうか?興味あります。
まあ、たしかにヘンな店でも「伝説の飲食店発見!」と思えば腹が立つこともなさそうですね。しかしまあ、逆に探そうとしても、なかなかめぐりあえないものですが。

いや〜TAGAさんほどのインンパクトなないんですが。

強いて言えば「蝋人形の館」
新しく和食ケータリングの店が出来たので行ってみたけど。
カウンターの向こうに3人いるのに(日本人のじーさん、仏人のにーちゃん、韓国人の対人恐怖症気味の女の子)いらっしゃいませと言うだけ、蝋人形のように立ち尽くしたまま…
しょうがないので「何がありますか?」と聞くとやっとメニューの紙を渡してくれる。セットの弁当を頼んだところ15分後に出て来たトンカツはすでに冷たく、刺身も無いのになぜか醤油と小皿が出され…ソースは無い…

ま、二度と来ないからいーやと思い食べてたら、私の隣に優しそうな日本人3人組が。
テーブルとイスが異常にミスマッチで配置されていて、イスの無いテーブルがあったり、長いすはテーブルから遠く離れているのでその3人組が一生懸命イスとテーブルを移動させてなんとか座っていた。
で、3人は内容が選べるセットメニューを頼んだようだが、店側がお好みの内容を聞かなかったようで、対人恐怖症気味の女の子が「カ、カウンターまで来て選んで下さい…」と言うので、優しそうな日本人3人組がそれでは、と腰を浮かすと、カウンターから「もう作ってからいいよ!」という叫び声が…
優しそうな日本人3人組は「あ…向こうがみつくろってくれたみたい…私は何でも良いから。」と日本的な寛容を。勝手にもってきた3種類の弁当を3人組が話し合って分け合ってる様子が聞こえる…「私は何でも良いから」「じゃ私は鮭にしようかな」「私は残ったので良いです」と日本的な譲り合いの会話が。
これって優しそうな日本人3人組で良かったけど、コレが仏人客ならキレて大怒りしてるところであろう。

ま、もう行かないので良いんですけどね。

あはは。なかなか凄い「伝説」ですね~。
それでまた、客なのに店に気を使う日本人客っていうのも面白いですね。

以前、そちらの似非和食屋のことをいろいろ拝見していましたけど、そういうのも面白いですね。

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