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2012年2月15日 (水)

第十話:高速道路のサービスエリア

 高速道路を使って長距離ドライブなどすると、食事はサービスエリアやパーキングエリアに頼るしかなくなります。まあ、こんなところは競争相手もいませんから、たいしたものも食えんだろうと思うと、意外と美味いものがあったりしますね。特にその土地になにか美味い特産品などあると、それを使ったメニューなどは結構いけます。当然ながらこういうところは行楽シーズンなんかだとすげー混んでます。私は混んでいるのが基本的に嫌いなので、そういうところは避けてしまいます。

 そんな時、お勧めなのが、大きなサービスエリアの近くの小さなパーキングエリアです。ただ、小さなパーキングエリアだと当然ながらそんなに大勢の客が来る事を想定していないところがあり、一度に大勢の客がきたりすると対応しきれなくなってパニックになるというような光景もよく見かけます。このあいだも小さなパーキングエリアで10人くらいの家族連れが一気に全員が最も手のかかるメニューを頼んだようで店のオバチャンたちがパニックになってました。まあ、そこはほんとに小さなところで、15人くらいしか入れませんから、それが処理能力の限界といったところなのでしょうね。しかし、わたしゃ、混んでいたのでカレーという一番手のかからないものを頼んで他人に迷惑をかけないようにと気を配りつつ並んで待っていたのに、前に並んだ家族連れのオッサンは手のかかるものをさんざん頼んだ上に、ご飯は大盛りに出来るか?とか、○○もくれ、とか余計なことばかり言いくさりやがって(怒)。

 どこのサービスエリア、パーキングエリアでどんな特産品があるかってのはホームページで調べると結構面白いです。高速道路を使って長距離ドライブをするときはチェックするといいですよ。ただ、ほんとになんにもないところもあるんですね。うちの近所の某パーキングエリアなんて、「昆虫採集が出来る」って紹介してありました。まあ、たしかにカブト虫なんかたくさんいそうなところですが、それより、そのパーキングエリアをよく利用している私としては、農家直販の落花生とか野菜なんてのがあるのに!と思いますが。

 まあ、特産品といっても、その土地に根ざした特産品であれば、わざわざサービスエリア、パーキングエリアにいかなくてもインターを降りればもっと沢山いろんなものがあったりしますのでわざわざそれ目当てにサービスエリアに行こうなんて思わないでしょうね。しかし、本来そうでないと、困ります。サービスエリアなんてものは、高速道路を利用する人が利用するためにあるのであって、サービスエリア目当てに人が集まるんだったら本末転倒というか、高速道路を利用している人には迷惑ですねぇ。言ってみれば社員食堂みたいなもんで、用もない人がサービスエリア目当てに来るんじゃ、たまったものではありません。

 以前、東京近郊の某サービスエリアを利用した時のことです。土曜日の昼食時でしたから、かなりの混雑でした。レストランに入ろうかと思ったら長蛇の列でした。もっと空いているところはないかな?とサービスエリアの中をウロウロしていたら、パン屋を発見したので、「まあいいか、ここでパンでも買って車の中ででも食うかな」と思いました。それで、その店に入って、パンを「どれにしようかな?」と迷っているうちに、背後がザワザワと騒がしくなってきました。見ると、なんだかしらんが、急にオバチャン達の大群がゾロゾロゾロゾロ大勢店に入ってきます。なんか異様な気配を感じたので、早くパン買って店を出よう、と思い、レジの方に行こうとするも、見ると、レジ前はオバチャン達の長蛇の列が占拠していて、行けないじゃないか!なんだこりゃ?と思って、それでもレジの方に行こうとするんだけど、列をかきわけようとすれば、オバチャン達の非難の視線が!「おれ、このパン買いたいだけなんすけど」。見るとそもそも、レジなんて機能してないじゃん。レジ打ってる店員はいなくて、いかにも頭悪そうな店員が、「お一人様1個限りになりま~す」とか得意気に大声でいいやがんの。「なんだそりゃ?パン1個しか買えねぇのかよ?腹減って死んじまうよ(ってオオゲサ?)」。私は頭にきたので、最後までこの顛末を見守ってやろうとその成り行きを見ていました。しばらくすると、トレイにメロンパンが満載でやってきました。そうすると、まるで動物園の動物が餌の時間に餌に突進するがごとく、メロンパンの争奪戦開始!って、一人1個なんだけどねぇ(呆)。呆れるやら頭にくるやらで、さすがの私も、「もう、やめたっ!こんな店でパンなんか買えるかいっ!」と叫び(って、オバチャン達のざわめきにかき消され、その声はほとんど誰にも聞こえなかったと思う。わしゃ、メロンパンしか売ろうとしない店員に言ったつもりだったんだがな)、店を去りました。(結局、その後、なんか食ったはずなんだけど、忘れた)

 まあ、この店は商売としては成功なのかもしれませんね。しかし、高速道路のサービスエリアというものは高速道路を利用する人にサービスを提供するためにあるわけで、近所のオバサンはいっぱい買いにくるけど、高速道路を利用している人が買えないのではサービスエリアとしては失格でしょう。そのうちメロンパンブームが去った時に酷い目にあうぞ~!って見てるんだけど、そうすると、次のブームなんか作り出したりして、結局、私のような通りすがりの高速道路利用者はいつまでたってもパンがかえんのよね。それでいいんか?この世の中!

 しっかしなぁ、メロンパンってそんなに欲しいか?いくら美味しいといっても、たかがメロンパンだぜ?しかも高速道路のサービスエリアなんだから、高速道路に乗らなくちゃこれないのよ(最短区間を乗ったとしても、金かかんのよ)。世の中、理解不能のことが多いっすね。もしかして、メロンパンを食べると血液がサラサラになったりする?んじゃないかとおもってますが(みのもんたさんが言ってましたっけ?)(笑)いや、メロンパン食べると痩せるのかな?

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コメント

おばさんの軍団は世界無敵だと思います。

里帰りの際に親戚に茨城方面によく連れて行ってもらうのですが、サービスエリアで天狗納豆(本家の)を必ず買います。

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